脚長差は土踏まずの左右差を生むのか?
- 村田育子(Ikuko Murata)
- 2021年6月1日
- 読了時間: 3分
更新日:4月12日
はじめまして、こんちには。
「痛みなどの身体のトラブルの解決・予防」をコンセプトに
パーソナルトレーナーとして活動しています、
理学療法士の村田育子です。
「姿勢改善」「ボディメイク」も得意としています(^^)/
本日は
「脚長差は土踏まずの左右差を生むのか?」
というテーマでお話してみたいと思います。

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【目次】
1. 土踏まずの構造
2. 脚長差が土踏まずの左右差を生む理由
3. まとめ
1. 土踏まず(足部アーチ)の構造
脚の長さが左右違うと
土踏まずに左右差が生じる可能性があります。
さて それはなぜでしょうか?
その理由を考える前に
土踏まずの構造について少し説明してみます。
土踏まずは
こんもりと盛り上がっていて
高さがあるアーチ構造をしています↓

このように高さがあることで
歩行の着地の時などに
アーチがしなり
衝撃を吸収してくれています。
弾力がある構造をしているという訳です。
2. 脚長差が土踏まずの左右差を生む理由
それでは本題の
「脚長差が土踏まずに左右差を生む理由」
について考えてみます。
足部において問題として多く挙げられるのは
「偏平足」
つまり「土踏まずが潰れて低くなること」です↓

↑ 左は正常で
右は土踏まずが潰れている図です。
右図は偏平足ということです。
右図では
体重が上からかかり
本来 高さのあったはずの土踏まずが
押し潰されて低くなっている
のがイメージできるかと思います。
このように上から押し潰されると
土踏まずは偏平化していく訳ですが
(本当は単純にこれだけではないけど汗)
脚長差があると
土踏まずどうなるでしょうか?
実際 脚長差があるケースでは
脚が長い方の土踏まずが偏平足になっている
ことが多い印象です。
理由は単純で
「脚が長いからその分押し潰されてしまうから」
です。
もちろん全例ではなく
姿勢の取り方によって
短い方の土踏まずが潰れているケースもありますが
私の臨床上
長い方の土踏まずが潰れているケースが多い印象です。
長い方の土踏まずを潰せば
脚がちょっと短くなって帳尻も合いますからね…。
脚を短くすることで脚長差に適応してくれている
とも言えます。
ということで次回は
脚長差で土踏まずに左右差を生じたA様
ということで
実際の症例を通してさらに解説してみたいと思います。
つづく(^^)/
3. まとめ
・土踏まずは高さのあるアーチ構造
・土踏まずは衝撃吸収の機能がある
・脚長差があると長い方の土踏まずに圧がかかる
・長い方の土踏まずが扁平化する傾向がある
(ケースバイケースだけど💦)
お読み頂きありがとうございました。
この記事が皆様の健康の一助となりますように(^^)/
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